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新しい試み〜薬膳とアレルギー〜


先週の土曜日、モンテッソーリこひつじ保育園田崎園長と調理担当の方、ご友人と薬膳講座にご参加くださいました。

園の方針でアレルゲンになる食材を使わない給食を出されているということでしたので、私の方からそれらを排除したそれに代わるものを使用して薬膳を作りましょうか?というご提案をさせていただきました。

牛乳、卵、小麦、砂糖、の代替えで、豆乳、葛粉、米粉、甘酒、味噌を使用して献立を作らせていただきました。

中医学や薬膳が生まれた頃は、アレルギーというものは多分存在せず、またこれだけ豊富な食材や調味料も存在していなかったであろうと思うと、いかに現代は昔に比べると体内に摂取する食べ物が増えたんだろうと考えてしまいました。

良くも悪くもそれが不調を呼び、それが栄養になって元気になり寿命が延びた。

中医学を学んでいくと、シンプルな考えに行き着いていくような気がします。


今回は「肺とアレルギー」というお題でお話をさせていただきました。初めて中医学に触れられる方ばかりでしたので、分かりやすくご自身の身体の状態を見極めていただく方法をお話しさせていただきました。

中医学では気・血・水、陰陽、五臓六腑様々な角度から弁証し、自分の体が今どんな状態でこれから何を気をつけていけば、心地良く日々を送れるかというところに導いていきます。

決して病を見つけるために弁証するのではありません。


今の自分の状態、以前の状態。そこから見えてくるいつもおこる現象。など、一つ一つ検証することで、いつの間にか自然に不調やおこる現象が消えていきます。

今回は皆様がとても印象に残られたという話が、

「ウルトラの星に帰らないといけないのに、「気」を限界まで使うとウルトラの星に帰れなくなりますよ!」

「皮膚表面の衛兵が「衛気」というバリアを張って身体を守ってます。それらの数が少なくなったり、他のところに応援に出てたりしたら、外邪にやられて倒れていきます」


自然に治癒していく身体の補助をしたり、不要なものを排出させたりして私たちはバランスをとって身体を整えていきます。

この保育園の教育方針もできるだけ大人が手を出さず、子供が自分で考え選びできるだけ自然に近いものを日常使い、自然と共に生きるというコンセプトで運営されています。

田崎園長先生のお人柄が出ている園の方針、自然と滲み出てくる様々のものへの感謝、中医学に通じる自然への敬意の念を感じました。



今回は人参の食べ比べも体験していただきました。

人参は補気作用がありこれから出てくる秋人参は栄養価も高く、夏の暑さに疲れた身体に滋養になる野菜です。

デサートも中医学に基づいて考案させていただきました。

いつも常に使うものではないものを使わせていただくことで、私もとても勉強になりました。

世の中にある様々なものは、変化させることで新たな出会いがあり、調和させることで幸せになる方がおられる。そんなことを体験させていただけた1日でした。

五感豊かな子供達の発育い少しでもお役に立てたら嬉しいです。

皆さまありがとうございました。

#モンテッソーリ教育#絵本のよみきかせ#子育て#薬膳#3行レシピ#お母さん

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