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地域薬膳〜旅する薬膳指導士〜白馬村


10月初旬、今年から始めた〜旅する薬膳指導士〜。漢方養生サロンflow のみやがき先生に名付けてもらった称号引っ提げて。

大阪からサンダーバードで金沢、北陸新幹線に乗り換えて糸魚川まで。

糸魚川を降り立って、10月なのに暑い💦新潟なのに、蒸し蒸ししている。


今回のこの企画をしてくださった松下さん 。大阪出身の方で、以前私の講座を受けてくださったことがご縁で、白馬に移住してからもコンタクトを取らせていただいていました。

彼女は英語が堪能で、語学を活かしインバウンドのお世話やガイドも務めておられ、またアロマの知識を活かし今は白馬村と小谷村の蒸留やクラフト作りを指導しておられます。


白馬村と小谷村の地域活性ということで、地域の方以外にも村のことを知ってもらおうという企画で始めたのですが、このコロナ禍で外部からの受け入れが難しいということで、「地域に根ざした薬膳」をお伝えしようということになりました。


「身土不二」人は生まれ育った土地に根付いた食べ物を、旬の時に食べる。健康の秘訣。

私は旅行が大好きで、訪れた土地の野菜や果物、特産物を見て周り購入して帰ることが一つの楽しみです。今回も「サルナシ」「青胡椒」「食用ほおずき」など今しかこの土地で味わうことができない、食べ物に出逢いました。

白馬村では、男性の方もご参加いただき講義を熱心に聞いてくださいました。

コロナ禍での開催でしたので、かなりのソーシャルディスタンス笑💦

関西から嫁いで来られたという女性が、今農家をしながら頑張っておられ薬膳について色々ご質問くださいました。

受講後の白馬村の方々の感想は、

「薬膳ってとっつきにくい印象でしたが、こうやって地域に根ざした食物で、養生することができるということを知れてよかったです。」


「管理栄養士をしていますが、様々な薬膳や中医学のお話をお聞きしてきましたが、今日はお話をお聞きしてとっても腑に落ちることばかりでした」


薬膳というのは私はいつもお話しするのですが、正式な薬膳は日本では再現することは難しいと思います。食薬という物を使って薬膳というのは献立ていくのですが、日本で手に入りにくいものや、そもそも食べる習慣のないものがあります。

ですから、あくまで養生食というのが日本での薬膳にあたると思っています。しかも、一度食べたらたちどころに症状が改善したり、不調が治ったりするものではありません。


ある程度の期間摂取し、自身の身体を整えていくことで改善が見られていくものです。ですから、地域に常にあるもので整えていくことが1番の養生だと私は思います。



これはそばの畑に咲いていた花です。もう終わりかけですね。そばの収穫も始まっていて

これからソバ焼酎が作られるそうです。


長野といえばそばですが、意外と蕎麦粉を地元の方は使われることがなく、どちらかというと観光用に売られているという感じでした。

お蕎麦屋さんには行かれるようですが、ご自宅で蕎麦打ちをされる方はそんなに多くないようです、


よく大阪でも毎日たこ焼きやお好み焼きを食べてるの?と聞かれますが、少なくとも私は、年に何回かしか食べません。


特産物として紹介されたり、ソールフードのように紹介されるとこんな誤解が生まれるんですね。(・・?)でも今回は、この蕎麦粉を少しいろいろなお料理に使えることがわかり、皆さんもご自宅でやってみようとおっしゃっていました。


意外と自分の土地にあるものの使い方がわからず、または食べる習慣がないものもあるという、これは地域に限らずよくあることです。


前回の宇陀の当帰葉もそうでしたが、地元の方にまず食べ方を知ってもらいたいというのもこういう企画のよさだなぁと、感じています。


次回は、山菜の時期にまたきてくださいねと温かい言葉をいただいて講座を締めました。


#白馬村#地域薬膳#北アルプス#サルナシ#そばのみ#とちの蜂蜜









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