2月24日25日の二日間、IPAP協会主催の富士山静養園リトリートを開催しました。
2日間お天気に恵まれ、雄大な富士山に抱かれて”自然欠乏症”の方が療養に来られるという静養園に、協会員の高橋さまの計らいで宿泊させていただくことができました。
協会としては初めての宿泊セミナー。ご参加くださった皆様のご協力やご尽力のおかげで、
無事終了することができました。以下リトリートのご報告です。
雄大な富士山をバックに。
1日目は静養園の周りの散策と、日月倶楽部という一般の方が宿泊可能な宿泊施設を見学。
この雄大な富士山をバックにしているのが、能舞台という贅沢な空間。新月の日には、ここで夜ヨガなどもおこなわれるそうです。
戻ってきてから、「橘」と「もみの蒸溜。
橘は、静岡県の戸田という場所で今栽培されていて町おこしで様々なところで活用が期待されているそうです。
この橘は日本古来の柑橘の原種で、今は貴重な柑橘になっています。香りは芳香は強めで、しっかりと存在感を出していました。
その橘の皮ともみの葉を蒸溜して、フローラルウォーターを作りました。
蒸溜の仕方は常温真空抽出乾燥機という珍しい機械で、真空にして一切水を使わず植物の持つ水分だけを抽出していきます。
ハーブの季節には山のハーブを摘んでフレッシュハーブを蒸溜するそうです。
夕食をいただいた後は、この静養園のオーナーで朝霧高原診療所の院長でもいらっしゃる
山本竜隆先生による「自然欠乏症候群」のセミナー。
この静養園の場所はレイラインと呼ばれる春分と秋分の日に太陽の光が通る場所にあり、また静養園自体が自然界の「木、火、土、金、水」のすべてを兼ね備えた場所で、自然欠乏症候群の人が再起するのにとても恵まれた場所なのです。IPAP協会のコンセプトでもある、自然からの恵みを受けた自然代替療法を共通項とした人達の集まり、まさにその原点を見せていただいたように思いました。健康や病気で考えるべき3要素は、病因・人・環境。その中でも環境は今やお金を出さないと守れないような仕組みになってしまっていて、特に子供達は自然の直接体感や恩恵、生き物から学ぶというごく当たり前に少し前まで経験できたことが難しくなってきている現状に先生は警鐘を鳴らしておられました。化学物質に取り囲まれた生活が至極当然のようになってきている今、いらないものを排除できる力や勇気、意識が絶対的に必要になったきていると感じました。
続いて、ともみさんのフランスの自然療法におけるデトックスの講義。
フランスでは年2回デトックスをする期間があり、健康のために様々な自然療法を用いてデトックスしていきます。日本ではデトックスというと痩せる、綺麗になるという
どちらかというと美容目的に使われますが、フランスは目的が健康というのが日本とは異なるところです。
デトックスする時大切なのは、肝臓を休めるものを摂取すること。肝機能をまずデトックスすることで、疲れた肝臓からフィルターの自浄力で様々な物質が排除されてくるという仕組みや、好転反応、腎臓の濾過機能の話など日本のデトックスという概念とは違う話がどんどん出てきました。
予定時間を延長して、皆さんと多くの情報を共有することができました。
そのあとはヒノキの大きなお風呂で疲れを癒し、翌朝は散歩道をゆっくり散策。
可愛らしい苔が春の準備を始め、富士山の溶岩のフィルターを通して何年もかけて巡ってきた湧き水を汲み、美味しい朝食をいただきリトリートは終了しました。
IPAP協会には様々な分野で活躍されている方がたくさんおられます。
そして、様々な情報をお持ちです。
今回も協会員の方からのご紹介でこのような素敵な場所でリトリートを行うことができました。
次回も皆様から、色々な自然に触れ、体感でき、アロマや代替医療に関係するところの情報協力をお願いしたいと思います。
今回ご協力いただきました高橋様、ご参加いただきました協会員の皆様ありがとうございました。
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