福岡の自然豊かな八女の星野村。その一角に堂々とそして慈愛に満ちた佇まいで私たちを迎えてくれた「薫風:の古民家。
よく晴れた10月の秋空、代表の片山 恵理さんが、にこやかに出迎えてくださいました。
八女といえば「八女茶」、久留米駅から1時間弱の現地まで茶畑もですが、お茶の製造所があちこちに点在していました。
寒暖の差と霧がお茶には必要と聞いたことがありました。この山の中で、なぜベチバー?
ベチバーはインド原産。イネ科の植物。
インドでは、ベチバーの根を束にして編み込んだ簾を吊り下げて、強い日差しを避けて時々水をかけてその気化熱で涼をとると言われています。
これがベチバー
ベチバーの根
古民家でまず地元のお母さん達が手作りで作ってくださる盛りだくさんの郷土料理のランチ。
こんにゃくは蒟蒻芋からのお手製。季節の野菜がふんだんに使われたお料理は、身体にも優しく早朝から出かけてきた私たちは、きれいにいただきました。💗
食後はベチバーのお話。
なぜこの八女でベチバーを育てることになったのか。
最初は恵理さんの弟さんの会社の車の消臭に、、何か身体に悪くないものでできないだろうか?というところから、ベチバーという植物と出会ったそうです。
100%天然で消臭効果、防腐効果に優れたベチバーは評判になったそうです。
北部豪雨災害で八女の星野村が被害にあった時、復旧対策としてベチバーの育成が始まり次からの水害を食い止める働きをベチバーがになってくれたそうです。
ベチバーの根は複雑に絡み合っていて、中々土から引き抜くことができません。
その根がしっかり張ることで、川辺や土手に生えて、土嚢の働きをしてくれるそうです。
食後はベチバー畑を見学するために、山を散策しながら軽いトレッキング。
匂いひば、茶の花、実など自然のものと触れ合いながら山歩き。
恵理さんがベチバー抜いてみませんか?とおっしゃってくださったので、みんなで挑戦!!
「抜けな〜い💦」ほんの2〜3本の太さでも全然歯が立たない😅
抜いてくださった根は、ベチバーの落ち着いた香りがほんのりしていました。
ベチバーの畑近くの防波堤のあたりでみんなでゴロンと横になり、青空を見上げてしばし瞑想。ベチバーはお釈迦様のお説教の中にも出てくる植物、香りの良いものの代表として述べられていて、根は薬用として熱病や皮膚疾患にも用いられています。
薫風さんのベチバーウォーターは3種類あり、
①減圧蒸留のフローラルウォーター(これは蒸留体験をした方だけが手にできます)
②常圧蒸留のフローラルウォーター
③常圧上流のフローラルウォーターA.F.ver
ほぼ全てのベチバーのフローラルウォーターはPH4.3になるまでエイジングをかけておられます。なので防腐効果が高い。
普通フローラルウォーターは常温では持たない、冷蔵庫でも早めに使い切ると言われていますが、このベチバーは大丈夫なんです。💗
この便の中身はベチバーの精油を〇〇年寝かせたもの。(特別に一滴クリームに混ぜさせてもらえました💗)
このクリームは本当に優れもので、講座でも皆様のリクエストが多数寄せられました。
今月はこのベチバークリーム作り週間🌟
恵理さんの想いが詰まったベチバーウオーター、ベチバー精油が関西でも広がりました。
そして私はやはり食べることにどうしてもつながってしまい、このベチバーの根を使った料理を色々考えてみています。
先日、恵理さんにこんな調味料を作ってみてくださいとご提案。
薬効のあるエッセンスは、多用しないと勿体無いですよね。
ベチバー丸ごと体感できる「君風」さんの星野村に足を運んでみられたら、心身ともに豊かな気持ちになること間違いなしです😄
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