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執筆者の写真玲子 福谷

今年の旅する薬膳士終了💗


師走になりました。街のあちこちでクリスマスソングが流れ、もう令和3年が終わりを告げようとしています。

この一年、皆様いかがだったでしょうか?💦

コロナにはじまり、また変異種のコロナが出てその話題で終わりそうですよね。😨

私は今年、こういう時だからこそと日本の様々な都市に出かけ、その土地に昔から伝わる食べ物、食文化、保存法など調べて実際目で見て舌で味わって経験してみようと思い、「地域薬膳」なるものを立ち上げてみました。

ここでもご紹介をしましたが、奈良の宇陀に昔から伝わる「大和当帰」の調理法、白馬・小谷村の伝統食と地域に根付いた野菜の使い方、そして先月は鹿児島の伝統的な食べ物と南国ならではの保存方法を実際訪れて、地元の方とお話ししながら、それらを薬膳で見立てるとどのような効能が考えられるかの講座をさせていただきました。^ - ^

三県三様で、その土地ならではのもの、地元の方ももう忘れておられたり、昔話になっていたりする食文化もありました。

奈良の大和当帰は薬草で、万葉集にも歌われている古い植物です。

薬草狩りという行事もあったほど、昔の人はさまざまな病をこういう自然のもので治癒させていたんですね。💗

でも今は、宇陀の住人の方が積極的に当帰を取り入れる機会は少なくなり、一部の人が利用するに留まっているという悲しい現状をお聞きしました。

白馬でも「おやき」という伝統的な保存食は、土産物としての役割の方が強く地元の方はほとんど食べる機会は少なっていると言われていました。

鹿児島では、「けせん団子」や「ふくれ菓子」という食べ物があるのですが、これも地元の方が食することはあまりないということでした。

地方独特の保存食には、私たち自然療法を心がける者からすると「感嘆!!」に値するものがあり、保存に使用している植物は「当帰」「青唐辛子」「蕎麦粉」「けせんの葉」「月桃の葉」など地元ならではのものばかりでした。

寒い地域は、収穫した野菜を冬の寒い間栄養を逃さないように又、家仕事で篭る時にも簡単ですぐ食べることができるようにと工夫されたのがおやきでした。

暖かい地方では暑さで食べ物が傷まないように、腐り留めに植物の葉を使い、殺菌、防腐の役割として使ってけせん団子は作られていました。

灯台下暗しとはよく言ったもので、外部のものが意外とその土地のことを調べるので、よく知っていたりします。

私は、食の文化を通じで地元の方と交流を深め、その土地に根付いている郷土料理を中医学という違った方向から見させていただくことで、新鮮なアイディアが浮かんでくるように思いました。

今回も、地域にある季節の野菜や果物、お魚やお肉といった食材を使ったお料理を食べていただきましたが、皆様

「え〜!!💦あれがこんなお料理になるの?」

「これって普通に美味しいんですが、薬膳ってもっと薬臭いものだと思ってました」

「地元でもこれはあまり食べなくなりましたが、改めて又食べていこうと思いました」etc

薬膳というととても特殊なイメージがあるようで、こうやって地元のものを季節に応じていただくこれが一番の健康の秘訣であり、幸せなことだと実感しました。『身土不二』という言葉があります。自分が育った環境に生育したもので命を養う。

それに勝るものはないと思います。


私は毎月「お母さんの読み聞かせと簡単薬膳」という企画をzoomでやっています。

今月は12月2日 12月15日の二回 21時から約一時間開催いたします。

ここでは野菜の食べ方や中医学から見た体質や季節の変化からお料理の提案もさせていただいています。中医学を少しでも分かりやすくお話しできるようにと心がけています。


一度だけ無料でお聞きいただけます。ぜひ、一度ご訪問くださいね。

お申し込みは

https://lovelybearrei.com

お母さん講座よりお申し込みくださいませ。zoomのURLをお送りいたします。

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